漫画と小説のリトルプレス『ランバーロール 02』、本日発売です。

 『ランバーロール』は、2016年に、漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された、漫画と文学のリトルプレスです。

漫画と小説がいいバランスの上質なインディーズ誌、としてもちろん知っていましたが、それがなぜタバブックスから出たのかというと…これは同じく本日発売の『私が30代になった』のイ・ランさんとちょっと関係があったりします。

たまたまイ・ランさんのライブ後に原稿の打ち合わせをして、その後夜遅く歩いていたら、中華料理屋の中に見覚えのある人を発見。『ランバーロール』の編集担当谷口愛さんでした。合流して飲みながら話していたら、2号を制作中だけどなかなか出せなくて…なら、タバブックスから出す？となって、早速メンバーのみなさんに相談いただき、あっという間に刊行が決定したのでした。

結構なスピード感でしたが、同人誌とはいえ制作しているのはみんなプロ、完璧に出来上がったページに、はぁ、とため息。すばらしいチームに参加できて本当にうれしいお仕事でした。

02号は、レギュラーメンバーの描き下ろし漫画のほか、寡作の天才・奥田亜紀子の最新作や、淡く切ないタッチで恋と性を描き出すイラストレーターの岡藤真依の漫画作品、小山田浩子、朝倉宏景、姫乃たまの短編小説など、読みどころ満載の136ページです。
作家さんが自分の作品を描きつつ他の方に依頼する、つまり編集も行うという、一般的ではない方法で作られた、独特の連帯感のある誌面です。

目次
●漫画
・安永知澄　「夏の光」
・おくやまゆか　「長七郎と女」
・森泉岳土　「毒」
・奥田亜紀子　「留守」
・岡藤真依　「夢見る人」
●文学
・小山田浩子「土手の実」
・朝倉宏景　「空き家」
・姫乃たま　「好き」

装丁は、柳谷志有さん。蛍光オレンジの「ラ」「ロ」、安永知澄さんの表紙画、テクスチャーのある用紙、すてきです。

今回レギュラーメンバーの安永さん、森泉さん、おくやまさんが、手描きPOPを作ってくれました。色校の合間に色ペンで彩色して、サインを入れて、と漫画家さんの手さばきすごかった！

初売りは、発売日5/12のコミティア、刊行記念の展示やサイン会もあります。お近くの方はぜひ遊びに来てくださいね！（宮川）

「COMITIA128」
ブース：Aホール「Y39a」　＊森泉さん、おくやまさん、安永さんが在席予定
日時：5／12（日）11:00～16:00
会場：東京ビッグサイト青海展示棟A・B
https://www.comitia.co.jp/

「『ランバーロール』2号出版記念原画展＆サイン会＆インスタライブ」
創刊号から『ランバーロール』を販売しているSPBSさんでは今号の発行に合わせ、原画展＆メンバーによるサイン会＆インスタライブを開催します。会期中にSPBSさんで『ランバーロール 02』をお買い上げの方先着50名には、安永さん・森泉さん・おくやまさんのイラストが入った限定シール（３枚組）もついてきます！

原画展会期：5／13（月）～5／26（日）※最終日は17時頃まで
サイン会日時：2019年5月13日（月）20:00～22:00　
　※SPBSにて『ランバーロール』2号をお買い上げの方対象。事前申し込みは不要ですが、お買い上げ時にお渡しする整理券をお持ちください。

インスタライブ日時：5／20（月）22:00～23:00 配信予定

SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
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