お知らせ

【新刊】『仕事文脈vol.25』発売です 

(2024/12/3)

『仕事文脈vol.25』、本日発売です。

vol25カバー

 

今回の特集は、1:どう、集まる? 2:ふつうに複業 の2本です。

街頭で、公園で、知っている人も知らない人も。「集まる」方法がさまざまに実践され始めている一方で、「集まる」こと自体に疲れてしまう面も。特集1では、パンデミックを経た今、集まることの意味を考えてみました。
特集2では、食い扶持を稼ぐのも厳しい時代、仕事を掛け持ちする状況のリアルな声を集めました。
今号からスタッフによるレビュー連載をスタート、読者のみなさんの原稿も募集します。ぜひ本誌をごらんください。よろしくお願いいたします!

今回の特集、連載記事をご紹介します。

◎特集1:どう、集まる?

 

集うことを妨げる諸々のバリアたち 近藤銀河
外出時には電動車椅子を使っている、美術史家でアーティストの近藤銀河さんによる寄稿。日本ではここ数年で障害に対する合理的調整が進みましたが、それでも私たちが「集まる」ことを妨げるバリアはあらゆるところに張り巡らされている。この特集を考える上で重要な提言です。

場所じゃなくて居場所 鷹取愛
タバブックスとも馴染み深い下北沢のBONUS TRACK、その運営にも携わる散歩社に所属する鷹取愛さん。パワーがあって、カオスで、だからこそ対話が生まれる。そんな場がどんな思いで作られているのか、伝わってくる寄稿です。

こんな風にも集まれる ―本読みデモ、ひとり街宣、ケアケア反省会
政治的に集まるといったら、デモ。しかし、最近は動員数を増やして大声でシュプレヒコールを叫ぶだけではない方法もあちこちで行われています。社会運動を捉え直し、ゆるやかに拡張するような実践をおこなっている3名に寄稿していただきました。

同志で集い、働
 シスターフッド書店 Kanin/城山コーヒークラブ(SCC)/platform3 
夫婦や男女カップルなどの単位で経営する小さなお店では、なぜか男性=店主、女性=裏方という構図になりがち。そんな中、思いや考えを共有する「同志」とともに、フラットな関係性で店舗を営む人たちにインタビューしました。

本と集まる 
 中岡祐介(三輪舎、本屋・生活綴方)/関口竜平(本屋lighthouse)/松村貴樹(インセクツ)
 コラム1:群山ブックフェアレポート/コラム2:ブックフェス始めてみた(Books&Something)
書店数が減り続け、書籍や雑誌の売れ行きが低迷するなど出版不況が進む中、「ブックフェス」が盛況です。一体なぜなのか、それはどんな作用をもたらすのか? 書店や出版社、ブックフェス主催者の寄稿や、韓国のブックフェアレポートなど盛りだくさんの内容です。

会議って何やってるんですか?
企業やチームで働いていると会議をする機会は多いですが、その方法や議題は十人十色。議題は? 頻度は? 対面ですかリモートですか? ぶっちゃけ必要ありますか? 大企業、中小企業、スタートアップなどさまざまな規模の企業で働く人に聞きました。

実際に集まってみました  仕事文脈ピクニックレポート
公園や河原でシートを広げて集まる「ピクニック」が流行中? それはお店や誰かの家で集まるのとはどう違うのか。編集部メンバー+読者の皆さんで実際にピクニックしてみました。

寺に集まる/寺に集める 渡邉英心さんインタビュー
総人口14000人ほどの秋田県三種町で、お寺を基点に人々が集う場づくりを行う渡邉英心さんへのインタビュー。過疎化と高齢化が進む地域で人が集まる、その一端が見えてきます。

 

◎特集2:ふつうに複業

 

いくつかのバイトと個人事業主を複業している私から苦しみの吐露を  山本佳奈子「複業をすれば手取りが増えてハッピー」。第2特集はそんなイメージを持つ人たちに一石を投じる寄稿からスタート。雑誌「オフショア」を発行しながら複数のバイトを掛け持ちする山本佳奈子さんによるリアルな吐露です。

わかりやすくなりたくない。 松本伸哉(ホホホ座/浄土寺センター)
古本屋であり地域福祉団体でもあるホホホ座/浄土寺センターの松本伸哉さん。一見すると不思議な組み合わせですが、読むと松本さんの中で筋が通っていることがわかります。「何者なのかわからない人」と呼ばれたりもするけれど、そもそもわかりやすいことが良いことなのか? そんな問いにまで広がっていく寄稿です。

アンケート どんな複業していますか?―クリエイティブ職編―
複業状態にある人へのアンケート企画を作ったら、いわゆるクリエイティブ職の方からの声が多く集まりました。読んでみると、複業しやすいことと、一つの仕事に絞っては暮らしていけないことの両面が浮かび上がります。

非常勤講師匿名座談会
別の仕事を持ちつつ大学で非常勤講師としても働く人たちによる匿名座談会を実施。本業との相乗効果は? 労働環境はどうですか? など、率直に語り合っていただきました。

 

◎連載

 

【新連載】文脈レビュー 演劇/映画/漫画/小説/エキシビジョン
今号から新たに編集スタッフによるレビュー企画がスタートしました! スタッフたちはどんな作品に触れてきたのか、それは誌面に反映されているのか。ぜひご覧ください。次号からは読者レビューも募集しますよ!

仕事回文・20 杉野あずさ・みりんとおさとう
前号ではおやすみだった仕事回文、復活です! 今号でも特集テーマにあわせた回文とイラストをお届けしてくれています。

40歳、韓国でオンマになりました・9 複業、はじめました  木下美絵
韓国で日刊書籍の版権エージェントとして働く木下さん、なんと昨年から複業をはじめていたそう。エージェンシーを補填する目的ではじめたところ、いつの間にかその売上を上回るようになり……どんな複業なのか、木下さんの思いは? ぜひ誌面で!

男には簡単な仕事・8 あ、女性は真ん中で!  ニイマリコ
ミュージシャンのニイマリコさん、今回はあるフリーペーパーでエッセイを連載していた時の話。ノンバイナリーとして子ども時代の話や影響を受けた文化を振り返る内容だったそう、どんな文章か気になります。タイトルはそのメンバーが参加するパーティーでの一言。

虹色眼鏡・17 宝石店襲撃  チサ/さようならアーティスト
アキ・カウリスマキの映画の常連俳優であるヤンネ・フーティアイネンの話からはじまる今回の「虹色眼鏡」。忘れてしまった映画の結末、「バリキャリ」への捨てきれない憧れ、恥ずかしさ。気だるい未来が先に見えることについて。

「聞く」という仕事・12 イレギュラーな仕事  辻本力
コロナにかかり回復したあとに臨んだ取材。話に集中しようとしても、もやがかかったように頭が働かない——。そんな「ブレインフォグかも?」な経験から、今回は仕事で直面するイレギュラーな状況について考えます。

無職の父と、田舎の未来について。・25  贈与と愛と覚悟、続けていくためのリスクの取り方について さのかずや
10年以上の仕事の経験の中でも類を見ないほどことごとくうまくいかない仕事に直面したさのさん。うまくいかなかった原因は何だったのか? 考えをめぐらせ、色んな人に話を聞きます。そこから、文章は贈与や愛、仕事を長く続けていくための方法へと広がっていきます。

文脈本屋さん・22 blackbird books
大阪・豊中市にあるblackbird booksさん。今年でオープンから10年、本というカルチャーをカルティベイト=耕し続ける、店主の吉川祥一郎さんにお話をうかがいました。

仕事文脈コラム 工場 浪花朱音
仕事がうまくいかなかった今年の夏に登録した、工場の派遣バイト。編集部の浪花さんがそこで感じたこととは。

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雑貨と本 gururiさん
 谷中のおなじみ書店さん。10月にお隣の部屋を「展示室」としてオープン、展示やイベントに大忙し!

BOOKSライデンさん
 長崎・出島の書店さん。オンラインショップがオープン、読書会やイベントのお知らせも充実しています。

本屋Titleさん
 店主の辻山さんの新刊『しぶとい十人の本屋』、一緒に本屋さんを旅しているような読み心地でした。

H.A.Bさん
 半年に1回の近況報告広告です。『山學ノオト』五巻『本屋の周辺』三巻など発行、拠点を愛知県に移したそうです。

ミセルくらしPUNTOさん
 水戸市にある、クラフトアイテム、本、ギャラリーのあるお店。様々な感性が交差する”点”舗!

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