お知らせ

【新刊】makomo『赤おじさんと白いイヌ』発売です 

(2025/4/15)

makomo『赤おじさんと白いイヌ』、本日発売です。

 

akaoji

 
タバブックスとしては、初の絵本。いきなり感があるでしょうか。
でもmakomoさんは『仕事文脈』創刊号、2012年からずっと表紙を描いてもらっていて、長い長いお付き合い。いつか何か本を出しましょうと、ことあるごとに言い続け、やっと実現した1冊なのです。

なぜこの本を、と言えば、出会いはわりと最近のことです。
昨年秋に開催したブックフェスBooks&Somethingで、同時期にmakomoさんの展示があり、そこで売っていたのがこの『赤おじさんと白いイヌ』の自費出版ZINE。会場の新代田FEVER オーナーの西村夫妻から「これめちゃいいですよ!」と言われ、makomoさんのグッズやZINEはだいたい持ってるつもりだったけど、これは知らなかったなーと読んでみたら、確かに!やられちゃった!

すぐにmakomoさんに聞いてみると、手製本で作ってるから大変で、増刷もしていないと。それはもったいなさすぎると書籍化をお願いしたのでした。

本にするにあたって、どんなかたちにするのがいいか、例えばアートブックのような体裁がいいのか、装丁はどんなイメージか、など考えましたが、これはやはり絵本で、児童書の絵本コーナーに置いてもらいたいなと思いました。
絵のかわいさはもちろん、おもしろさもちょっと意外なストーリーも、大人だけじゃなく小さい子どもにも見てもらいたいと。頭の柔らかい子どもたちにぜひこの世界を味わってもらいたくて、そこを目指すことにしました。

元の絵は手描きの線描なので、そこから彩色しデザインするにあたって、makomoさんが以前仕事をして色味が好きだったという、名古屋のデザイン事務所DESIGN PERSONさんに装丁を依頼。年末に打ち合わせをして年明けにラフ、2月に入稿と順調に進み、ほぼ予定どおり、おじさんとイヌくんが散歩したくなるような春のいい季節に刊行することができました。
見本が届いて、横長サイズ、ハードカバーのまさしく「絵本」の重みに、また新しい道に入っていくんだな、と実感しました。

とはいえ、ふしぎな世界、いろんな視点、多様性…実はタバブックスとも相性いい?だからこんなにぐっときたのかも、とも思います。
共鳴してくれる書店さんも次々現れて、刊行記念展示もあっという間に秋まで決定!展示に向けて、makomoさんは色々構成を考えているようなので、ぜひお楽しみに。

 

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先週末、名古屋のブックイベントで先行販売、見本を置いたらたくさんの人が開いてくれました。山場を迎えるページでのみなさんの表情を間近で見て、もううれしくなりました。お話と絵の力よ!
ぜひ多くのみなさんに手に取っていただきたいです。よろしくお願いいたします。

(宮川)

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