お知らせ

【新刊】『韓国フェミニズムと私たち』発売です 

(2019/11/19)

『韓国フェミニズムと私たち』、本日発売になりました。

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本書は、韓国で若い世代を中心に大きなムーブメントとなっているフェミニズム運動について、その現象と背景を検証し、現地の女性作家、アクティビスト等の声を伝えるために企画、制作した1冊です。

タバブックスは昨年12月、韓国のフェミニズム書籍、イ・ミンギョン著『私たちにはことばが必要である 口を開くフェミニズム』の日本語版『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』(すんみ、小山内園子訳)を出版し、大きな反響をいただきました。隣国・韓国で女性たちがフェミニズムに覚醒し、声を上げ、社会に変化をもたらしていることに、日本女性もたいへん興味を持っていることを実感しました。
現在日本では韓国文学が次々翻訳されて話題を集め、それとともに韓国フェミニズムについても少しずつ紹介されてはいますが、現状をまとまった形で伝えているものはあまりなく、今回弊社でこの本を企画した次第です。

そんなアイデアが、『私たちにはことばが必要だ』を通して少しずつ増えていった仲間のみなさんからの強力なサポートにより、どんどん充実し、拡張していきました。それもすごいスピードで!
『私たちにはことばが必要だ』訳者のすんみさんは、チョン・セランさん、イ・ランさんの未邦訳コラム、その他強力なヘルプメンバーを次々見つけてくれ、小山内園子さんはちょうど翻訳研修でソウル滞在していて取材を助けてくれ、原書の試訳を速攻であげてくれ、現地在住のコーディネーター木下美絵さんは情報収集、ファクトチェックをあっという間に進めてくれて、何気なく頼んだ本文デザイン小松洋子さんが実は韓流好きでソウルに半年留学していてハングル文字組みをなんなくこなしてくれ…などいつの間にかすごいワンチームが出来上がっていました。

そして何より『私たちにはことばが必要だ』原書出版社のボムアラムの存在が!「いま必要なフェミニズムの本を作っている」と標榜する彼女たちは3年前同書をつくるために集まり、その後も勢力的にフェミニズム書籍を出して世の中に問題提起をし続けています。今回この本の相談をしたところ、ミンギョンさんは「ユン・イヒョン、インタビューする?今LINEしようか」とその場で連絡、すぐに原稿をあげてくれました。デジタル性暴力と闘う団体、DSO(デジタル・性暴力・アウト)の活動家、水曜デモの運営担当者への依頼は、編集長イ・ドゥルさんが。表紙デザインはデザイナーウユニゲさんにお願いし、彼女が所属するFDSC(フェミニスト・デザイナー・ソーシャルクラブ)代表の寄稿もいただきました。現地で活動している彼女たちだからこそできたことが、本書に強度を与えてくれていると確信しています。現地の施設取材は日韓関係悪化の最中で緊張しながらのインタビューでしたが、このような仲間からのバックアップがあったことが、記事にするうえでとても心強かった…

本書で何度となく書いた「連帯」は、本当に多くの韓国の女性たちから出てきたことばです。彼女たちは、真剣で、本気で、そのために連帯していました。ふだんあまり使うことばではなかったけれど、取材を進め原稿を読んでいくうちに、とてもしっくり来るようになりました。

本ができてスタッフや関係者に渡し、先行販売やトークイベントでご紹介するごとにその思いは強くなり、それがお読みいただいた方にも伝わればと思います。
『韓国フェミニズムと私たち』、通称「青い本」が、私たちの連帯の一助になれば幸いです。(宮川)

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先日行われたK-BOOKフェスにイ・ミンギョンさんが急遽来日、韓国フェミニズムの最新イシュー「脱コルセット」のことなどを語ってもらいました。立ち見も出るほど大勢のお客さんにミンギョンさんも驚いていました!

 

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