お知らせ

【新刊】イ・ラン『私が30代になった』発売です 

(2019/5/12)

イ・ラン『私が30代になった』、本日発売です。

978-4-9070-5331-4.jpg

日本でも人気急上昇中の、韓国のアーティスト、イ・ランさんの1コマ漫画です。
30代を迎える人中心に共感を呼び、韓国でロングセラーとなっている、おかしくて切なくてほっとするコミックエッセイの日本版です。

イ・ランさんは「神様ごっこ」かっこいいー、『早稲田文学 女性号』の「韓国大衆音楽賞 トロフィー直売女」最高ー、など気になる存在でした。昨年は日本でエッセイ『悲くてかっこいい人』も出てますます注目!と思っていたちょうどその頃、弊社では韓国のフェミニズム書『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』を出すことになり、帯コメントをいただけないだろうかとダメ元で頼んだところ快諾いただいたのです。そのときのお返事にもシビレました…(「女性運動」の一環として、参加しなければならない義務感があります)

その後、『私たちにはことばが』の訳者小山内園子さんからイ・ランさんのこんな本がある、とおしえてもらったのが『私が30代になった』です。いろいろ調べていくと、タバブックスの本を取り扱っていただいてるイレギュラー・リズム・アサイラムさんで日本語訳PDF付きで売っていたこともあったと。この翻訳「イ・ラン/中村友紀」とあり本人も訳しているせいか、とてもしっくりくるキュートな文章で、これをベースに日本版を作ることにしたのでした。

元の本は、1ページに漫画一コマ、手書きのハングルが添えてあります。そのイメージそのままに、ハングルもすべて残し日本語を添えています。ハングルの勉強にもぜひ!

IMG_2138

 原書と大きく違うのは、表紙です。元はカバーがない白い表紙ですが、日本版はカバー付きでなんと黒。装丁の惣田紗希さんのアイデアです。
表紙にある文字、시발( シバル ) は韓国のNGワード、本国ではそれを隠すシールもはさんであったとか。

IMG_2137

 日本版はどうしよう、意味はすぐにわからないかもしれないけど、そのまま入れるのもどうなんだろう…となったときに、見えるか見えないか微妙なかんじにするための、黒い表紙に黒い文字(正確には透明)のデザインを考えてくれました。すごい!

光の加減で見えなかったり…

IMG_2139

見えたり!

IMG_2140


そして、イ・ランさん大ファンのいがらしみきお先生が帯コメントを、「イ・ラン風自画像」付きで寄せてくださいました。いろいろびっくり。
とにかくかっこいい本になりました!

IMG_2141

 そして、刊行記念に2つのイベントを行います。
ぜひイ・ランさんに会いに来てくださいね!(宮川)

「『私が30代になった』出版記念 気楽な感じのサイン会」
イ・ランさんとなじみの深いお店IRAで開催するサイン会です。当日15時〜18時までのんびりしながらみなさんのお越しを待っています。ぜひ『私が30代になった』を買いに、イ・ランさんに会いに、気軽な感じでお立ち寄りください。

日時:5月19日(日)15:00〜18:00
会場:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(イレギュラー・リズム・アサイラム)
   東京メトロ丸の内線 新宿御苑前駅より徒歩5分
   東京都新宿区新宿1-30-12-302
http://ira.tokyo/event/4691/


「『私が30代になった』刊行記念 イ・ランのすべて」
刊行を記念したトークイベントです。今回のトークは韓国でも好評だったプログラムで、これまでやってきた活動、仕事を振り返りながら彼女の創作の方法、考え方を発表する内容です。会場の参加者からの質問にもなるべくたくさん答えたいとのこと。イ・ランさんに聞きたいことがある方、ふるってご参加ください。

日時:5月20日(月)19:00〜20:30(開場 18:30〜)
会場:青山ブックセンター本店
   東京メトロ表参道駅B2出口 徒歩7分
   東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア (B2F)
チケット代:1,500円
http://www.aoyamabc.jp/event/alloflanglee/

 

 

トップへ戻る