世界へ踏み出すための、新しい地図(後編)/すんみ
前編はこちらです * キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』が含まれた「韓国文学のオクリモノシリーズ」は、斎藤真理子さん訳のハン・ガン『ギリシャ語の時間』をはじめ、魅力的な作品群とそのデザインが評判となった。そして同じ年に … 続きを読む
おもしろいことを、おもしろいままに本にして、きもちよくお届けする。そんな出版社をめざしています。
前編はこちらです * キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』が含まれた「韓国文学のオクリモノシリーズ」は、斎藤真理子さん訳のハン・ガン『ギリシャ語の時間』をはじめ、魅力的な作品群とそのデザインが評判となった。そして同じ年に … 続きを読む
韓国文学が小説からエッセイまで、様々な方面から日本の読者の関心を得るようになった頃に、私は運よく翻訳の仕事を始めることができた。2010年代にはまだ、韓国文学の翻訳に興味を持つ韓国語の学習者が少なく、その … 続きを読む
前編はこちらです。 * * * 「小説を書ける体」「努力」。その言葉を見た時、それまでの少し自嘲的な気分が消えた。何か、決定的に違うものを見せられたような気がした。好きでいること、夢中であることへの態度が、作家と私とで … 続きを読む
翻訳作業は基本、座ってばかりである。「座業」という言葉があるけれど、まさにそれ。デスクトップのパソコンにキーボード、紙の束、辞書、辞書アプリが入っているiPad、「いちばん使いやすい色鉛筆」と愛用してい … 続きを読む
前編はこちらです ** 時間と距離を置こうとして以来、不思議な感覚に襲われるようになった。言葉を信じられなくなったのだ。どんな言葉にも実体を感じられず、どれもが虚偽のように思え、虚無感に襲われた。他人の話だけでなく、自 … 続きを読む