お知らせ

【新刊】『ランバーロール03』発売です 

(2020/7/3)

漫画と文学のリトルプレス『ランバーロール03』、本日発売です。

978-4-907053-44-4

2016年に、漫画家の安永知澄さん、森泉岳土さん、おくやまゆかさんの3人によって創刊された『ランバーロール』は、縁あって昨年刊行の2号よりタバブックスで発行しています。そのいきさつはこちら

今号は、レギュラーメンバーの描き下ろし作品のほか、オカヤイヅミさん、ひうち棚さん、古山フウさんの漫画、ガロで活躍した伝説の漫画家・鈴木翁二の描き下ろし作品が掲載されています。大ファンの森泉さんがぜひ描いていただきたいとお手紙を送り実現したそうです。小説のパートは、滝口悠生さん、町屋良平さん、水原涼さんの短編作品を収録。毎回変わるデザインですが、今回はセプテンバーカウボーイの吉岡秀典さん。表紙、扉、別丁、印刷好きな人は注目ですよ〜。

昨年は5月の文学フリマ東京、コミティアで先行販売を行い、今回もそこに合わせて進行していました。が、この事態でどちらも中止、この先どうなるのか全くわからない緊急事態宣言下の4、5月に制作作業を進め、色校正が出た6月半ばは打ち合わせに外に出たのが3ヶ月ぶり、というような状態でした。
それでも編集チームは刊行記念の展示「ランバーロール展TOKYO2020」を企画して先週無事スタートしました

2020-06-27 17.18.39

2020-06-27 15.00.38

展示された作品や本に、今号の巻頭言「こういう時代だから、心と体に遊びを。もっと物語を。」を実感しました。

この雑誌は漫画家・作家=編集者でもあるのが大きな特徴です。編集チームである漫画家さんからコメントが届きました。

 

とくにテーマを決めずにご依頼しているのに、書かれた/描かれた作品にそこはかとなく共通する「なにか」があります。その「なにか」こそが「この時代の物語」なんだろうなと思っています。(森泉岳土さん)

 

孤である私たちの点滅を繋いでゆく作業が、いつかにぎやかな物語となりますように。
あなたに届きますように。(安永知澄さん)

 

掲載の小説もマンガも、読み返す度に幾つも発見があります。そして何かを見つける度に物語が濃く、深く広がっていく気がします。是非すみずみまで、じっくり繰り返し読んで頂けたらなと思います。(おくやまゆか)

 

ぜひ本書で物語を味わってみてください。よろしくお願いいたします!(宮川)

 

ランバーロール展TOKYO2020
2020年6月27日(土)~7月12日(日) 月火休
12:00〜19:00
ビリケンギャラリー
東京都港区南青山5-17-6-101 ビリケン商会

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