2人は翻訳している

翻訳者を友人に持つことの醍醐味(後編)/小山内園子

前編はこちらです ***  一緒に訳者としてインタビューを受けていたあるとき、彼女が少し感極まったことがあった。自身の妊娠を告げた時、私が即座に口にした「おめでとう」の言葉が、うれしかったと言う。隣にいた私には、彼女が少 … 続きを読む

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翻訳の戦慄と陶酔(後編)/小山内園子

前編はこちらです。 * * *  ひとさまの文章を預かっている以上、自分の考えでは言葉をつづれないのである。「自分の文章」の、手足を縛ること。私の場合、それが翻訳作業の最大の特徴だ。「自分の文章」ならばしなくてすむ苦労が … 続きを読む

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