「今でもあなたは、わたしの光」(後編)/小山内園子
前編はこちらです *** 「同意なしに、誰かの何かを利用する」という行為は、少し大げさにいえば尊厳を踏みにじる行為だと私は思っている。人の尊厳を犯す可能性は、目を凝らせば日常のそこここにある。翻訳業務も例外ではない。 … 続きを読む
おもしろいことを、おもしろいままに本にして、きもちよくお届けする。そんな出版社をめざしています。
前編はこちらです *** 「同意なしに、誰かの何かを利用する」という行為は、少し大げさにいえば尊厳を踏みにじる行為だと私は思っている。人の尊厳を犯す可能性は、目を凝らせば日常のそこここにある。翻訳業務も例外ではない。 … 続きを読む
この春は、少しすっきりした気分で迎えた。もう1つの職業である福祉の仕事で、自分の立ち位置が定まったからだ。これまで担当していた「ケアの必要な人をケアする」仕事から、「誰かをケアする人を、ケアする」仕事へ、 … 続きを読む
前編はこちらから→しかたないという問題について(前編)/すんみ 思えば、限界というものにぶち当たるたびに、限界は乗り越えるものだと思ってきた。困難は克服すべきものだと思った。努力すればできる、そう思っ … 続きを読む
出産は、私の人生最大のピンチとなった。 予定日まであと二週間というタイミングだった。早朝に起きて締め切り直前のゲラを読んでいると、いきなり生理が始まったみたいに体から何かがドバっと出て行く感じがあった。急 … 続きを読む
前編はこちらです *** 当然だが、韓国にももちろん方言はある。 2024年にノーベル文学賞を受賞した小説家、ハン・ガンの最新長篇小説『別れを告げない』に登場するのは、済州語と呼ばれる言葉だ。同年冬に公開 … 続きを読む