ロスト・イン・トランスレーション(後編)/小山内園子
前編はこちらです *** 当然だが、韓国にももちろん方言はある。 2024年にノーベル文学賞を受賞した小説家、ハン・ガンの最新長篇小説『別れを告げない』に登場するのは、済州語と呼ばれる言葉だ。同年冬に公開 … 続きを読む
おもしろいことを、おもしろいままに本にして、きもちよくお届けする。そんな出版社をめざしています。
前編はこちらです *** 当然だが、韓国にももちろん方言はある。 2024年にノーベル文学賞を受賞した小説家、ハン・ガンの最新長篇小説『別れを告げない』に登場するのは、済州語と呼ばれる言葉だ。同年冬に公開 … 続きを読む
翻訳において失われるものは、確かにあるかもしれない。 *** いきなりだが、私の第一言語は、津軽弁である。 津軽弁、ご存じだろうか。江戸時代に津軽氏が治めていた弘前藩、黒石藩の領域で使われる言葉。地理的には青森県の … 続きを読む
前編はこちらです。 * * * いろいろなところで何度も書いたことがあるけれど、私の学生時代はちっとも楽しいものではなかった。しかも「IMF事態」と言われる経済危機の影響を受けてからの高校の時代は、本当に … 続きを読む
11月23日、24日に東京神保町でK―BOOKフェスティバルが行われた。今年はハン・ガンのノーベル文学賞受賞のニュースがあった上に、日本でも確実にファンを獲得しているチョン・セランがメインゲストとして招待 … 続きを読む
『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』著者、イ・ミンギョンさん来日講義録、後編です。 講義前半終了後、参加者からたくさんの質問ペーパーが提出され、休憩時間にそれらに目を通してから後半が始ま … 続きを読む