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11/1〜27 ASIA BOOK MARKET、新刊3点入稿・校了・見本・発売、 刊行記念展示×2、K-BOOKフェスティバル、重版、新刊準備など 

(2025/11/30)

11月1日(土)〜3日(月)
新刊『しゃべって、しゃべって、しゃべクラシー! 憲法・選挙・『虎に翼』』を持って大阪KITAKAGAYA FLEA 2025 AUTUMN & ASIA BOOK MARKETへ。思えば7月参院選挙前日、神戸ふたばZINEフェスに向かう新幹線でカニクラブのZINE『参政党憲法をかわりに読んでみた。』を読んでこれはヤバい、となったのが本書の始まり。著者作家チームが全員関西につき、北加賀屋で先行販売を目指してギリギリ前日見本出来。
著者たちが毎日ブースに来てくれて、全員が揃った3日目はしゃべりパワーてどんどんお買上げいただいた。
初の3日開催のKITAKAGAYA FLEAは、日を追うことに大変な盛り上がり。飲食、ライブ、ZINE、そしてアジアからの参加者も増えて、ものすごい賑やか。
今回は特にアジアの出版社とたくさん交流できたのがよかった。2日目、台湾独立出版社トークの聞き手をしたが、とにかく皆さん前向きでスピードが早い!そして優しい…色々次につながりそうなことが起こり、それはまたおいおい。

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11月4日(火)
大阪最終日に『しゃべクラ』打ち上げだったので後泊。新刊の注文整理、もう1本の入稿もあり、チェックアウトギリギリまで作業。PCとiPad両方持っていって、やはり作業的には正解だった。重いけど。東京駅から神保町に直行して見本提出。戻ってすぐ発送など。
北加賀屋でなんとなく話していた、12月に開催される台北のブックフェアの招待が早速来た。早い!1月の独立出版者エキスポにも参加してほしいというのもあり、行くか!となる。

 

11月10日(月)
『しゃべって、しゃべって、しゃべクラシー! 憲法・選挙・『虎に翼』』発売。先週搬入してすでにどピンクの表紙が本屋さんを賑わせ始めているはず。この派手めな1冊とともに今年の政治、選挙を振り返り、しゃべって笑っていただけたら。
次の新刊、すんみ 小山内園子『2人は翻訳している』校了。本文五校まで、校正者の校正を付け合わせ、しっかり仕上げたつもりが、最後に何か見つかる謎…無事チェックできてよかった。

 

11月15日(土)
『赤おじさんと白いイヌ』刊行記念展示巡回、東京・中野のタコシェでスタート。入口すぐの展示スペースに作品9点がぴたっと収まり、隣の棚にはおもしろ絵本がぴしっと並び、グッズもちょうどよくディスプレイされて。居心地よさそうになじんでいる。大賑わいの店内、makomoさん目当ての方も次々と。サインに添えるイラストのリクエスト、「変な猫描いてください」「長いイヌで」とかさすがmakomo ファン。長いイヌ、さっきも言われたとのことで、何かブームが来てるのだろうか。

 

11月19日(水)
独立出版者エキスポ、あと2ヶ月となりミーティングも月2回に。課題は多く、みんなギリギリで担当のタスクをこなす。私は海外出版者対応に加え、急きょ会計担当で口座作成することに。割と作りやすいというものを聞いて申し込みしてみたら、やっぱそれなりに大変ですよ…
『仕事文脈vol.27』本文入稿。本業も地味にやっています。

 

11月22日(土)〜23日(日)
K-BOOKフェスティバル出店。新刊すんみ 小山内園子『2人は翻訳している』を先行販売。こちらも前日見本出来で、印刷会社から直送してもらった。トークイベントもあり、著者2人とも2日間ブースでサインする、とのことで特典ステッカーも作り入念に準備。
特にトークイベント、前々から準備したのが、衣装…。夏に食事しながら打ち合わせをした時、1軒の服屋が目に留まり入ってみたら、ちょうどいいワンピースが色違いで3色あり、これお揃いで着てトークやりましょう!と目標ができた。校了以降、コーディネイトを考えて盛り上がっていました。お披露目できてよかった。トーク自体も終了後みなさん口々に楽しかったと言ってくださり、この本目指して買いに来てくれる人も多く、本業でもがんばった。
ブースでは、韓国翻訳本、韓国関連の本、あとは著者・知人のZINEを預かって販売。韓国ドラマやカルチャーの本がよく手に取られて、興味を持つ人、その興味の幅が広がっていると感じる。

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11月25日(火)
仕事文脈、色校・校正出。入稿時に漏れた直し、ノンブルの修正など。表紙の色校が良すぎて、写真撮ってインスタにあげても、いやもっとキレイなんですとなる。蛍光ピンクも、特集「売る、買う、悩む」+「ユーモア作戦」のmakomoさんの解釈も最高。
しばらく品切れになっていた『白エリと青エリ1』の増刷をすることになり、著者関根さん、デザイナー芥さんと久しぶりに連絡。2014年の本だけど、全然古くならないし、ないままなのは惜しすぎるので。台北に行くことになったので、海外の人にも関根マンガを知ってほしい。
2月刊行の新刊、色々迷っていた構成を着地するめどができてきて一安心。

 

11月27日(木)
『2人は翻訳している』発売日。発売日ブログ、たいてい本ができるまでを書いているのだが、そもそもこの企画をなぜ始めたんだっけ?と思い出してみる。
『私たちにはことばが必要だ』で初めて共訳してもらってから、うちでも韓国関連の刊行が続き、2人には何かと仕事をお願いしてきた。その折々、2人は仕事仲間として友人として、強い絆で結ばれている…それを横から見ていて、「2人」を柱にして何か書いてもらうのはどうだろう。翻訳という仕事、韓日の社会について、ことばの捉え方など、世代も境遇も違う2人それぞれの考えを読んでみたい。そんなことからweb連載を始めた気がする。
往復書簡というのも考えたけど、それぞれが自分の体験から書いていく、というスタイルでよかった、と出来上がって思う。

 

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