from tbtb日誌

6/3〜6/24 新刊校正、仙台展示イベント、仕事文脈mtg、校正・校了など 

(2024/6/30)

6月3日(月)
次の新刊『家父長制はいらない』本文組版初校出。おおよその見当を付けていたページ数に収まってよかった。アンソロジーならではの表記統一問題がここで浮上。原稿段階で揃えたつもりでも、ゲラにると別の懸案が出てくる。それはしょうがないが、長年信頼してお願いしている組版オペレータさんなので、なるべく赤字は少なく、と思っていると制作作業も効率がいい気がする。やたら何度も赤字入れまくる、みたいなのはなんか、ださいと思う派。

 

6月8日(土)
山本美里写真展「透明人間 Invisible Mom」開催中の、仙台の書店「曲線」へ。久しぶりの仙台、そして初めての曲線さん。タバブックス立ち上げの頃、店主の菅原さんが前職カネイリミュージアムショップ6にいたときからお世話になり、独立された後もずっと取り扱いいただいていて、ようやく訪問の機会ができて感慨深い。この日は著者、編集者も交えてのお話会。ケア当事者のお母さんが多く、日々思うこと、疑問などたくさんの話で盛り上がった。表現すること、話すことは「透明にしない」第一歩だと感じる。山本さんは、インスタで繋がってるけど初対面の人の家に泊めてもらうと。こうして全国に友人を作っていく山本さんのパワー、すごい。

IMG_1879のコピー

6月9日(日)
本屋B&Bのトークイベント「宮越里子×super-KIKI〈社会運動とデザイン/アート〉〜思想強めのブリコラージュ〜」へ。super-KIKIさんには新刊の装画をお願いしている。インスタのプロフィールに「家父長制を埋葬するお仕事」と書いてあるからには頼まないわけにはいかなかった。装丁の惣田紗希さんも来ていて、前列に陣取る。宮越姉妹が、反原発デモの頃から今まで手がけてきたアクション、社会運動の数々が圧倒的。おしゃれでユーモアがあるのがとてもいい。そういえば数年前に一緒に東京アートブックフェアにフェミニズムブースに出たことあったなー、など結構いろんなところで遭遇していたことを思い出す。

 

6月14日(金)
『仕事文脈』次号のミーティング。もう25号、自分としてはこのままでいいのか、そろそろ何か変えて行ったほうがいいんじゃないか、という気がしていてそんな話をしたんだけど、編集スタッフのみんなは今のままでいいんじゃないか、連載もそれぞれ面白いし、判型も他誌と並ぶことも考えるとこのままがいい、など。そうなんだ、じゃいっか、と継続路線となる。先月、ちょっと集まった時に第2特集はなんとなく決まりその方向で、第一をどうするかとなり、割とみんながピンとくるワードが出てきた。なんとなくわかる、あるかも、というものを取り上げる媒体として、もうしばらく続けていくのかも。

6月17日(月)の週
『家父長制はいらない』表紙周り入稿、本文校正。表紙周り、「いらない」とバシッと叩きつけるような、ギラっとした感じがいいのでは、とタイトルまわりや背景を工夫してもらった。背景をシルバー、スミ含め特色4色となり、印刷代見積り不安ではあったがこれで入稿。本文三校まで進み、前後付け合わせて校正、最後戻す時に奥付の重大な誤植を発見して焦った。四校までで校了、下版、印刷入稿。赤字少ないとはいえやはり四はいくか。カバー色校出てインスタにアップ、これが結構よく見られて、しかもフォロワー以外からのいいねがどんどん増えていった。イラスト、デザインかっこいい、と思って中身も気になってもらえているといいのだが。

 GRD3eD6aEAAc4tW

6月24日(月)
カバー色校正戻し、本文カンプ校正出。カバーは最後に惣田さんが悩みに悩んで加工を変更。シルバーの風合い期待。本文カンプ、中断せず頭から素読み、チェック、いくつかの修正見つかる。許容範囲か、というところもついでに修正。本文についても投稿。小沼さんのあとがきを紹介、ぜひ読んでほしいです。

トップへ戻る