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12/9〜12/22 『仕事文脈』発売、note連載、独デポ準備、『白エリ』重版、台北ブックフェス出店など 

(2025/12/31)

12月9日(火)

『仕事文脈vol.27』発売日。特集1:売る、買う、悩む、特集2:ユーモア作戦。先行きの予測できない政治・社会状況のなか、売ること・買うことにも、頭を悩せる。手放しで笑えるものも少なくなってきた?むしろ笑いに救われている?そんなことを考えながら作った号。企画段階で「なんちゃってFP」と言っていた、ライフプラン表を作りながら買いたいものや仕事、将来を考える「何を買って、どう生きる? リアリティのある人生の設計図を考える」が予想以上に深いインタビューになったこと、今何が面白いかを聞いてみたら、Youtubeやリール動画、アプリなどが大半で、テレビや漫画、アニメなどいわゆるマスメディアがほとんど出てこなかったのが印象的だった。

オ・ヨンアさんのnote連載「ディアスポラ・記憶・Kメンタル」、第8回「わたしのひとさし指」を更新。
“私はここで旅券と一緒に再入国ビザと特別永住者証明書(旧外国人登録証)を提出して入国審査を受ける。この日は突然、両人さし指の指紋の照合を求められた。”
“「私たちにとって指紋がいったいどんな意味を持つのか、わかりますか?」
どうしても、涙が出てしまった。”

KーBOOKフェスで来日した時に羽田空港の入国審査で「間違えて」指紋照合を求められ、憤慨し、抗議したことを聞いていたが、それが歴史も丁寧に踏まえたエッセイになった。指紋押捺制度、外国人登録法、特別永住者、改正入管法。外国人、在日コリアンの方々の置かれてきた状況が胸に迫る。これはすごい、と思っていたらやはり閲覧数もいいね数もどんどん増えていった。届くことばがあることを実感。

 

12月12日(金)

朝一番で、独立出版者エキスポの会場「DAIKANYAMA GARAGE」の視察、打ち合わせ。海外出版者の配置、掲示物、全体のブース構成、当日の人員、準備するもの、その他懸案事項などを話し合っていく。開催まで約一ヶ月、わりと焦る。前日の設営は、会場の都合で夜遅め集合ということに。設営して、自分のブース準備、海外のお預かり分準備…徹夜?

 

12月17日(水)

長らく品切れになっていた関根美有『白エリと青エリ1』、重版出来。高校1年生のエリが仕事やはたらく大人を観察しながら成長する新感覚・労働系大家族漫画、関根美有さん初の単行本として2014年に刊行した。出版してから10年以上が経ちましたが、読み直すとやっぱりいい、仕事、生き方、女性がテーマで、タバブックスそのものみたいな本。初心に戻って、本としてもっとお届けしていこうと思い、増刷の運びに。超久しぶりにデザイナーさんに連絡、まだデータをとっておいてもらってよかった。

関根さんには2刷記念のおまけ漫画を描いてもらった。『エリと青葉子 白エリと青エリ2/育む茶室』にもその後のエリちゃんが出てきたけど、さらに時を経て…増刷分にお付けしているのでぜひどうぞ。

 

12月18日(木)

独立出版者エキスポで、委託販売をする韓国のLouderBooks、ミン・ジヒョンさんから商品の受け取り。『僕の狂ったフェミ彼女』の作家ジヒョンさんが自分1人で出版社を作った、というのを知って気になっていて、今回参加をお誘いしてみたらすぐにOK、同じシェアオフィス(マポ出版文化振興センター)に入居している仲間の方も誘ってくれた。
仕事で来日するとのことで直接商品を受け取ることになり、池袋のカフェで待ち合わせ。1年間日本に留学していたジヒョンさん、流暢な日本語で、何を聞いてもすぐに答えてくれるし、話が弾んで楽しいひととき。海外の独立出版者とのつながりが増えてきて、心強い。

 

12月19日(木)〜22日(月)

台湾滞在。先月のKITAKAGAYA FREA&ASIA BOOK MARKETで、comma books/台灣獨立出版聯盟のシャーキーさんに誘われて、the Guling Street Book & Creative Market (牯嶺街書香創意市集)に急きょ出展することに。エアもホテルも先方が用意してくれて、なんと文化に手厚いことか…マーケット自体は25年続く老舗のブックフェスだそうだけど、昨年から独立出版連盟の活動の一環なのか、海外からの参加枠ができたそう。

前日、会場のあたりを見ておこうと行ってみると、そんな様子がまったくなくほんとにここでやるんだろうか、と当日着いたらガラッと様子が変わり封鎖された道路に大きなビニールハウスのようなものができていた。ブースには果物の段ボール箱を使い、可愛い装飾がされていて感動。

絵本、コミック、イラストなど、文字の少ないものを用意していったが、予想以上に手に取ってもらえた。英語対訳をつけた『赤おじさんと白いイヌ』はすぐ完売。それ以外も熱心に本を開いて、ブロークン英日の説明を聞いてくれ、それぞれお好みの本を選んでいて胸熱。それなりに文章のあるものも売れていき、やはり内容やテーマがやはり重要、と思ったり。文字は自動翻訳で読める時代ですしね!最後残ったのはわずか5冊。

マーケットは長いストリートに前に進めないくらい混雑する時間帯も。家族連れ犬連れ、多様な人たちが気軽に楽しんでいるような、さすが25年続いている蓄積がいい空気を作っているかんじ。インターナショナルブースはシンガポール、インドネシア、マレーシア、韓国、スペインなどから参加。アフターパーティーで、各国の独立出版者のみなさんと話してめちゃ刺激になった。

IMG_3422のコピー

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