from tbtb日誌

10/1〜31 刊行記念展示×2、web連載×2、ブックフェス×3、新刊準備、見本出来など 

(2025/10/31)

10月1日(水)
本日移転オープンの大阪toi books、ギャラリー柿落としで『ランバーロール07』展スタート。記念すべき第一弾に、刊行から少し経っているのに選んでもらってありがたい。以前の店で展示もしてもらったが、『ランバーロール」の力を感じる。設営にはおくやまゆかさん 、安永知澄さんが東京から出向き、大阪在住の藤岡拓太郎さんが助っ人、看板の絵も描いていただいていた。「中年特集」、発売から約半年、いい展開だった。すでに次号、森泉岳土さん責任編集号が始まっている。夏前からフィンランドにレジデンスに行っている森泉さん、しかし東京の情報をLINEで教えてくれたりして、距離をあまり感じない。

 

10月2日(木)
韓日翻訳家のすんみさんと小山内園子さんのかわりばんこエッセイ連載「2人は翻訳している」、すんみさん回後編更新、そして最終回。連載をもとに、書き下ろしを加えた書籍を準備している。11月22-23のK-BOOKフェスティバルでの初売りを目標に進行中。ここで本編が揃い、この部分の加筆修正、新原稿・翻訳(が入る!)、あとがきなどその他原稿を進めている。森泉さんは北欧、そして小山内さんは9月から2ヶ月渡韓。世界に飛び出す著者たち。

 

10月5日(日)
恒例のBooks&Something。もう7回目、ベテランブックフェスになってきた。そんなに大規模ではないし、サムシング=音楽、雑貨、アート、フードやドリンクも楽しむ場なので、来場者もちょうどいい感じ。うちは新刊もないし、売上はまあ望まず、地元恒例お楽しみ企画、本の詰め放題を実施。今回割と人気で、在庫少なくなって途中補充しに会社に取りに行った。徒歩5分ならでは、なのです。

毎年出してるブクサムZINE、今回のテーマは「版元(われら)にとっての本屋のはなし」。いつもめちゃくちゃ難しくて、これ被らないかなとか悩みながら書くんだけど、全然被らずみんな個性的!といつも笑う。

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10月7日(金)
オ・ヨンアさんのnote連載「ディアスポラ・記憶・Kメンタル」更新、第7回 「あなたの名前はあなた」。名前についての人権侵害問題が浮上していることを受け、今回寄せてくれた。
”私、何人なんだろ? なんでみんな名前のこととやかく言うんだろ? なんでオ・ヨンアでいなくちゃならないんだろ?”
「なぜ在日コリアンが日本に住み暮らしているのかを説明すること」を、名前によって説明することもできた。一方、「悪意のない優越感からもたらされるあらゆる差別的な言動を一つ一つ受け取って」ここまで来た、とも。
“誰かがその名前で生きて行くのには、その人の数だけ理由や背景がある。そのすべての名前は等しく尊い。それがどんな響きを持った、どんな呼び方の名前であったとしても。”
名前について、自分と他者を尊重することについて。

 

10月17日(金)〜19日(日)
3日間愛知へ。まずは、makomo『赤おじさんと白いイヌ』刊行記念展示開催中の、瀬戸市の本・ひとしずくへ。2階の展示スペースに広々展示、『仕事文脈』バックナンバーもきっちりmakomoさん表紙が見えるように置いてあり壮観。落ち着いた空間で、みなさんじっくり見ていただいているよう。1階の書店フロアではタバブックスの本もあちこちに。パレスチナコーナーに『若者の戦争と政治』、ワークライフバランス大事でしょ!と急きょ集めたというエリアに『バイトやめる学校』と『あたらしい無職』。店主田中さんと政治××やろ!××すぎる!みたいな話で盛り上がった。移動中に校正の戻りが来て、反映して戻すという作業を、2階の片隅でやらせていただき感謝です。
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国際芸術祭あいちの会場都市となっている瀬戸、まちなか展示を見て、名古屋に移動して芸術センターの展示、ON READINGが運営しているTEMPORAを見て充実の1日。
土日はブックフェス「円頓寺本のさんぽみち」。実行委員長さんに「昨日TEMPORA行ったんですね」と言われどこ情報すか!と驚いたけど、みなさん繋がってるんですね。ほどよい天気で朝から人がたくさん。出店者もおなじみの顔ぶれが多く、リラックス。初日終了後は、金山のTOUTEN BOOOKSTORE古賀さんに取材。日曜に会うからそこでも、とも思ったけどやはりお店に行くからこそできる話もあるなと思った。そもそも日曜出店で忙しくて、古賀さんとも1分くらいしか話せなかったし。

 

10月21日(火)
1月開催の独立出版社エキスポの会場、DAIKANYAMA GARAGEの視察。長机を置いてみて、大体の配置を考える。その場で目算して、図面に手書きでラフを描いてみて、それを実際の寸法で調整して、というのこの日中に終わらせる。それくらいのスピードでやらないと懸案が山積みで、焦るばかり。
高市総理誕生を受けて、準備中の新刊『しゃべって、しゃべって、しゃべクラシー!  憲法・選挙・『虎に翼』』をポスト。「夏の参院選で排外主義だの日本人ファーストだので怒りに震えていたら今度は憲法改正だ武器輸出だ別姓も同性婚も反対のタカ派総理が誕生してしまった。働いて働いて働いて、と言うならこっちはしゃべってしゃべって黙らない、しゃべクラシーを突き進むのみ!そんな本です」]

 

10月25日(土)〜26日(日)
秋の物販最大のイベント、神保町ブックフェスティバルがまさかの2日とも雨で中止。呆然としていたところ、毎年荷物を預かってもらっているチェッコリさんの一画でセール販売を行えることになった。急いで向かい、韓国書籍店なので、その関連のものを中心に並べる。神保町各地で、こんなゲリラ販売が行われていたらしく、回遊する人などがいて2日間結構賑わった。チェッコリ/クオンのシスターフッドに大感謝です。

 

10月31日(金)
新刊『しゃべって、しゃべって、しゃべクラシー!』無事に刷り上がり。鮮やかなピンクに金明和さんさんのイラスト、過去一派手で元気いい本になった。著者が全員関西勢なので、大阪北加賀屋にて3日間開催のKITAKAGAYA FLEA 2025 Autumn & ASIA BOOK MARKETで先行販売。関西スタッフ浪花さん宅に送り、残りは手持ち。なんとか間に合った。

 

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