おおねこ日記 #0 自己紹介・介護が気になる
(2023/10/10)
こんにちは。
タバブックススタッフの鈴木なりさです。
今年の9月にタバブックスに仲間入りしたばかりです。自営業で喫茶店「喫茶おおねこ」を開きながら週に一度タバブックスで働いています。大学在学中は教育業界でインターンをし、大学卒業間近で行き当たりばったりに飲食業を始めたので出版業界はまったくの初めてです。
「女の子は可愛ければ」「あんまり勉強しすぎないで」「早く孫の顔が見たい」といった家父長制のお手本のような農家の家に生まれ育ちましたが、市営図書館と移動図書館でたくさんの本を読んだことが出発点となって「なんかこの家変だ」と思えて、今があります。本にはお礼してもお礼し尽くせないんです。これまでは本屋に行けば本が買えるよろこびをただただ享受していましたが、そこまで本を運んだ人が、梱包した人が、製本した人が、印刷した人が、執筆した人が、企画した人がいるんだということを噛み締めながら、本のまわりに携われるのが嬉しくて楽しくて仕方ないです。
この頃もっとも関心があるのは「介護」です。いつか来るかもしれない、けど、あーできれば来ないでほしい、どんなのが来るかわからないからこわい、でも来る時はたぶん容赦なく来る、自分がするかもしれないしされるかもしれない、介護。今26才なのですが同年代と会うとまずしてもしなくてもいいあるいはできないかもしれない妊娠出産の話、次いでしてもしなくてもいいあるいは制度上できない結婚の話、次いで来るのが介護の話なんですね。両親の介護はおそらく確実に近未来訪れることとして、次いでパートナーの両親という存在の介護の可能性や「それってわたしがやらなきゃいけないことなのかな」「…女だから?」など。
読んだ本や観た映画、行った場所や考えたことを主に、喫茶おおねこから取って「おおねこ日記」としていろいろと書いていけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
鈴木なりさ
(そういえば介護って人間だけじゃない…。うちにいる長老猫をパシャリ。13才、まだ元気。)
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