tbスタッフマガジン

25歳、本と私 #1札幌で書店めぐり 

(2023/1/20)

 こんにちは。まだ24歳、アルバイトスタッフのげじまです。

  年始の帰省中に札幌で書店めぐりをしました。高校の時に乗っていたのと同じ電車に乗って、まず札幌駅のすぐ横にある一番大きい紀伊國屋書店 札幌本店へ。

  チェーン書店でアルバイトを始めてから、大型の書店に行くとつい仕事モードで売場をチェックしてしまいます。エッセイの棚で、河出書房新社の「おいしい文藝」シリーズが面陳されていて、『ずっしり、あんこ』や『はればれ、お寿司』といったタイトルと、その食べ物のイラストが入った表紙が並んでいてかわいかったです。(さっそく東京に帰って自分の店舗でこのシリーズを発注しました。)

  じっくり2階まで見ていたら1時間くらい経っていたので、次の目的地、ダイヤ書房本店に向かいます。地下鉄南北線の北24条駅から雪のなかを15分ほど歩いてお店に入ると、四角く切り取られたような空間が見えます。ダイヤ書房という本屋さんのなかに、ヒシガタ文庫という本・雑貨屋さんが入っていました。

 タバブックスで働いていて、注文いただいた書店リストのなかにヒシガタ文庫という名前を見たことがあったので「札幌にこんなところあったんだ」と思い、一度来てみたかったところです。「Hishigata blend 読書のための緑茶」と書いたお茶を見つけて読書好きな友達の顔が浮かび、プレゼント用に購入しました。

 ダイヤ書房を出て交差点の向こう側に、書肆吉成という古本屋さんがあります。ザ・古書店という感じの古本屋さんで、1階には人文・芸術系の書籍が所狭し、というか段ボールから溢れるように置いてありました。螺旋階段で2階へ上がると、北海道のいろんな町の郷土誌がずらっと並んでいます。女性差別、黒人差別の本が並んでいる棚があり、『女性解放の思想と行動』という1975年の本を発見して、上下巻セットで買ってしまいました。半世紀くらい前のフェミニズムの本が誰かの手を渡って私の目に留まったと思うと、なんだか浪漫を感じます。

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 札幌書店めぐり、まだもう少し続きます。次回は北大の近くにある、新しい本屋さんの話です。

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(これはこの日の夜に食べた生エビです)

げじま

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