2月28日、朝日新聞総合面のコラム「政治断簡」で、『はたらかないで、たらふく食べたい』の一節がとりあげられました。最終章「だまってトイレをつまらせろ」そのままをタイトルに、「生かされるな、生きろ」「私たちは自由だ」というメッセージを伝えていただいています、安倍首相の「この道しかない」発言を完全否定するとともに。筆者は政治部次長高橋純子さん。ありがとうございます。

恋愛、自虐ネタの面白味もある本書ですが、この最終章の提言は本書の真骨頂でもあります。
山谷の炊き出しを手伝いに行ったものの何の役にも立てず、食べるのを遠慮している著者に山谷のおじさんが、
「ここはそういうやつが食っていいとこなんだぜ、ほら」といってどんぶりをくれたというくだりに、本書タイトルの意味を思いはっとさせられます。栗原節を使うならば「いいこというね！」と肩をバシバシ叩きたくなるエッセイかと思います。コラムを読んで気になった方は、本書もぜひお読みください！