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【かなわない】四刷出来ました:書評『読売新聞』『暮しの手帖』『母の友』など 

(2016/6/3)

植本一子『かなわない』、発売から4か月ほどですが、じわじわ浸透中でこのたび4刷となりました!引き続き書評もいただき、ありがたいです。評者の方それぞれの視点がとても興味深く、これから読もうかな、という方はぜひご参考ください。

『読売新聞』5月29日号では、写真家・長島有里枝さんの書評が載りました。ありがとうございます。
「本書には、写真にうつらないことが書かれている」「同じ瞬間のもう一つの側面が写真にうつらないことが、植本さんのジレンマだったのではないか」。写真家ならではの講評に、ぞくっとします。

yomuri

 

『暮しの手帖』6-7月号では、「本屋さんに出かけて」という編集部員の方が書店で見つけた本を紹介するコーナーでとりあげていただきました。評者は田島良子さん、ありがとうございます。
「結婚、出産、やりたい仕事。それらを経験していることと、その人が「幸せ」であるかどうかには、何の関係もない。逆にいえば、どんな状況でも、自分が幸せと思えば幸せ。それが頭でわかるのではなく、ストンと腑に落ちる」。それを「すごい読書体験」と表現していただきました。
「とと姉ちゃん」のモデルとして話題の『暮しの手帖』、朝ドラをごらんのみなさんもぜひ読んでみていただきたいです。

kurashi

 

女性、くらしに関する雑誌でとりあげられることも増えました。絵本でおなじみ福音館書店の雑誌『母の友』6月号でもご紹介いただきました。ありがとうございます。

「育児の辛さ、原因である母との確執、夫への苛立ち、心療内科への通院、恋」「一見特殊で壮絶な状況も、頁をめくるうちになぜか読み手自身の物語のように思えてくる」。
この号の特集は「育児ストレス!」です。育児中に書かれたこの本は、この雑誌の読者のお母さんにも伝わるものがあるのでは、と思います。

hahanotomo


『週刊新潮』4月21日号では、都築響一さんが評していただきました。ありがとうございます。
「「日本死ね!!!の呪詛が写真家の叫びに反響する」というタイトル、「これはあたしだ!」という若いお母さんが、いまの日本にどれほどいるかも、容易に想像できた」「文学とは別種のざらつきを持つリアリティ表現」。また新しい視点をいただき、感謝です。

shincho

ほかにもいろいろご紹介いただいています。引き続きよろしくお願いいたします!

 

 

 

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