「今でもあなたは、わたしの光」(前編)/小山内園子
この春は、少しすっきりした気分で迎えた。もう1つの職業である福祉の仕事で、自分の立ち位置が定まったからだ。これまで担当していた「ケアの必要な人をケアする」仕事から、「誰かをケアする人を、ケアする」仕事へ、 … 続きを読む
おもしろいことを、おもしろいままに本にして、きもちよくお届けする。そんな出版社をめざしています。
この春は、少しすっきりした気分で迎えた。もう1つの職業である福祉の仕事で、自分の立ち位置が定まったからだ。これまで担当していた「ケアの必要な人をケアする」仕事から、「誰かをケアする人を、ケアする」仕事へ、 … 続きを読む
前編はこちらから→しかたないという問題について(前編)/すんみ 思えば、限界というものにぶち当たるたびに、限界は乗り越えるものだと思ってきた。困難は克服すべきものだと思った。努力すればできる、そう思っ … 続きを読む
出産は、私の人生最大のピンチとなった。 予定日まであと二週間というタイミングだった。早朝に起きて締め切り直前のゲラを読んでいると、いきなり生理が始まったみたいに体から何かがドバっと出て行く感じがあった。急 … 続きを読む
前編はこちらです *** 当然だが、韓国にももちろん方言はある。 2024年にノーベル文学賞を受賞した小説家、ハン・ガンの最新長篇小説『別れを告げない』に登場するのは、済州語と呼ばれる言葉だ。同年冬に公開 … 続きを読む
翻訳において失われるものは、確かにあるかもしれない。 *** いきなりだが、私の第一言語は、津軽弁である。 津軽弁、ご存じだろうか。江戸時代に津軽氏が治めていた弘前藩、黒石藩の領域で使われる言葉。地理的には青森県の … 続きを読む