読者の声

「読者の声」第6弾:『あたらしい無職』 

(2018/8/28)

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つづきまして、丹野未雪著『あたらしい無職』の読者カードをご紹介いたします。以下に抜粋いたします。

朝日新聞の書評で知って、購入しました。キャリア〜仕事って一体何なのでしょうか。丹野さんの淡々とした文章の奥に、現代社会、そして一所懸命「誠実に」生きようとする人々の実相があるのかなと思いました。(男性)

 

同年代で失業した私にとって「家賃はこの世でショバ代」(笑)とても共感し、スラスラ読めて、前向きになった! 人生色々だと改めて思った。(37歳・女性)

 

あたらしい無職、読ませていただきました。前半と後半の無職の日々は日記調でスルスルと入っていき、読みやすかったです。現在、私は無職の状態です。読みながらウンウンとうなづける所があり楽しめました。小さな発見で「自分でつくった石けんで髪も体も洗った」という一文を見て、石けんは自分でつくれるものなんだ! というのがありました。(30歳・男性)

 

表紙のイラストが、自分の部屋とそっくりで、そして、居る人の格好も、全く同じで本当に驚きました。なんだすぐ無職じゃなくなるじゃんと思っていたら何やらすごい展開になって行き、一気に読んでしまいました。Amazonプライムで映画を観たり、とにかく歩いて移動とか。あと何だかんだで会う友人がいることや、やっぱり東京から出る事はない、ってところで、東京で生きること、無職だけど何かしら仕事は入ったりする事……強く生きるとはどういうことかを考えさせられつつゆるさや図々しさ(良い意味で!)は真似したいと思いました。(25歳・男性)

 

再就職したあとの様々なエピソードがリアルでした。(昼、外でたべないと気分転換にならない…など)あと、J子さんにお金を借りたエピソードには、私、すごくヒヤヒヤしました。2017年3月以降の日記もすごく見たいです。(40歳・女性)

 

「自分の時間をドブに捨てないことにした。無理をしない。」は、とくにグサッときました。ミゾノクチさんとのパンのやりとりはジーンときました。「自分の時間」についておもわず考えてしまいました。 (男性・45歳)

 

「あたらしい無職」。印象に残るタイトルに、淡く素朴な絵が描かれた表紙。「無職」という言葉にあたらしさを加えて考えたことがなかったので、どんな中身なんだろうと、本の存在を知ってから、頭の隅っこでずっと気になっていました。淡々と綴られる日々に、丹野さんの乾いた意志、芯の強さを感じながら、するすると読み終えてしまいました。お金がない時も、状況を受けとめながらも、生活を工夫し、自分を見失わない丹野さんの強さ。無職の期間も、その達観した、「自分にとって、何が大切か分かっている」、落ち着いてまっすぐ前を見ているような強さが素敵だと思いました。(男性・30歳)

 

私事ですが、2017年5月末に「自己都合で退職」しました。無職になったとたんに、働いて感じた辛さから、無職というどこにも所属していない収入がない、男もいないないないづくしに疲れ、有金はたいて京都に行ったら、旅先の本屋で、この本に出会いました。ハローワークでのくだり、共感できました。人間は不思議ですね。働いていたときも辛く、働いていなくても辛い。とても楽しく読めました。ありがとうございました。ステキな1冊をありがとう!(女性・41歳)

 

 

たくさんのおハガキありがとうございます! ひきつづき感想などお待ちしております。

 

 

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