タバブックスの本

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失われた賃金を求めて

著 イ・ミンギョン
訳  小山内園子・すんみ

予価 本体1700 円+税
四六版変型・並製・216ページ
ISBN 978-4-907053-47-5
2021年2月中旬発売予定
装丁:沼本明希子(direction Q)

バナー_タバネット

 

『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』で日本にも鮮烈な印象を与えたイ・ミンギョン、次は男女の賃金格差に斬り込んだ!

男女賃金格差がOECD加盟国中「不動のワースト1位」の韓国の社会事情は、「不動のワースト2位」の日本でも共感必至。賃金差別は存在する!
解説:西口想「日本で、女性がもっと受け取れるはずだった賃金の金額を求めよ」

目次

はじめに 
1. 昇進 止まっているエスカレーター 
2. 考課 「ふりだしに戻る」と「3つ前へ」 
3. 同一職級 傾いた床  
4. 与えられた条件 ハイヒールと砂袋 
5. 雇用安定性 消えていく女性たち 
6. 就職  
7. 進路選択  
8. 達成度評価  
9. 資源   
終わり-あるいははじまり 
解説 日本で、女性がもっと受け取れるはずだった賃金の金額を求めよ  西口想

そろそろ多くの読者が気づいていると思う。この問いは、韓国で賃金労働をする女性に本来支払われるべきだったのに払われず、どこかへ消えてしまったお金 、便宜上「失われた賃金」と呼ぶことにするが、そのお金の金額を求めてみようという試みである。また、やっぱり多くの読者がとっくにわかっていると思うが、この問いは「性別を理由にした賃金格差」は実在する、という問題意識のうえでのみ成り立つ。

ガラスの天井とは、女性の昇進を阻む障害物がガラスのように透明で、あたかも存在しないかのように見えないかたちでおかれているという意味からきたものであり、割れば壊れる障害物、という意味ではない。

ー本書より

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