くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話
【6刷】
著 ヤマザキOKコンピュータ
本体1400 円+税
B6版変型(173mm×123mm)・並製・148ページ
ISBN 978-4-907053-40-6
2020年6月29日発売
装丁 惣田紗希
装画・本文イラスト 香山哲
「通いやすい銀行にお金を預けて、手に入りやすい物を買って生活していた結果、つまらない街が延々と広がってしまった。どこの街に行っても四角くて色のないマンションが並んでいるし、同じようなショッピングモールやコンビニばかりが増えていて、家も店も物も売れるように最適化された物ばかり並んでいる。悔しいけど、この街を作ったのは俺たち自身だ。これから先もずっと目の前に出された物ばかりを手にして暮らしていたら、未来はどんどんくそつまらなくなってしまう。
この本は、バンドマンであり個人投資家でもある自分からの視点で投資や経済、社会とお金に関することを書いている。投資を生活の中に落とし込むことで、より良く、より楽しく生きていけるのではないか、という提案だ。いま俺たちの目の前にはうっすらとくそつまらない未来が浮かんで見えるけど、くそ笑える未来も全く見えないわけじゃない」
投資家であり、パンクスでもある筆者の視点で見る投資や経済、社会とお金。今自分がいる場所から見える社会問題や将来の不安と戦いながら楽しく生きていくための冒険の書。3/4くらいの身軽さ、ゆとり、余白のある生き方をさがす人のための〈シリーズ3/4〉第5弾。
目次
はじめに
第一章 くそつまらない未来がやってこようとしている
くそつまらない未来
資本主義社会でもやっていく
第二章 俺たちはお金に何を思えば良いんだろう
お金は錆びない朽ちない腐らない
お金の性質1:価値の前借り
お金の性質2:価値の保存
保存性のバグが未来を壊す
第三章 資本主義の深刻な問題
第1の竜、カクサ
第2の竜、オセン
自然との共存
資源有限、創意無限
第四章 お金と共存していく方法
テクノロジーの希望
お金のシステムをカスタムしていく
スタンプ貨幣でお金を自然に近付ける
第五章 俺たちが未来のためにやれること
あらゆる買い物に意志を乗せる
無意識な消費と、優れた消費
ひとりひとりが投資家になる
投資家になるということ
俺たちの貯金は戦争に行かされているかもしれない
貯金はあんまり堅実じゃない
第六章 投資を使ってできること
世の中には良い会社がたくさんある
社会にインパクトを与える投資
投資のリスク
第七章 投資を始める前に考えること
まずは生活コストの見直しから
投資で気を付けなければならないこと
リスクは必ず分散する
手数料と税金はなるべく払わないほうが良い
第八章 遊びながら生きていくために
何かに頼りすぎるリスク
お金より大事なものを忘れない
さいごに
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ヤマザキOKコンピュータ
1988年生まれの投資家・文筆家・ウェブメディア運営者。バンド活動しながらライブハウスで働いた経験などを元に、パンクの視点からお金を考える。お金に関するウェブメディア『サバイブ』や、沖縄のオルタナティブスペース『NEO POGOTOWN』の運営に携わる。Twitter:@0kcpu