家父長制はいらない 「仕事文脈」セレクション
【2刷】
編 仕事文脈編集部
2024年7月11日発売
装丁 惣田紗希
装画 super-KIKI
編集 小沼理
B6版変型(173mm×123mm)・並製・160ページ
ISBN978-4-907053-70-3
本体1400 円+税
格差、差別、バッシング、家族、戸籍……色んなひとが困っているけど、これって全部同じ問題=家父長制なんじゃないか?
さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。
【目次】
1.ことば・表現
小さな言葉 小沼理
Shitが溢れるインターネット空間 濵田真里
空白のビルボードを見つめて 小林美香
2.カルチャー
「伝え方が悪かったかな、勘違いさせてごめん!」 ニイマリコ
「伝統」を解体する際に 小田原のどか
美術の場でセーファースペースをつくる ケルベロス・セオリー
3.家族
文学の中の「オンナ・コドモ」ーあるいは家庭ーの領域の仕事 小川公代
シルバニアファミリーから考える 浪花朱音
結婚願望がゼロになるまで 笛美
4.社会・政治
政治家だけじゃない 私たちだって主役であるべき 和田靜香
その家父長制は誰のため?──マジョリティ男性に必要な学びとレジスタンス 清田隆之
安倍晋三という政治家が力を持った時代、女性や家族、性的マイノリティをめぐる政策はどう展開されたのか 山口智美
5.セックス
びわこんどーむくんがゆく。 清水美春
セックスワーク・イズ・ワークを拒むもの 戸田真琴
6.クィア
点が線になるまで、線が面になるまで 和田拓海
ひとりで生きたい とりうみ
台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する 燈里
働きながら性別移行した私の経験 おいも